インターネット接続によるリスク
・生産データを工場外に送信することは、工場内部の機密情報を社外に漏洩させるリスクを伴います。
・インターネットを経由することで、外部からのサイバー攻撃やウイルス感染の危険性があり
 最悪の場合、生産設備そのものに障害が発生する可能性があります。
・インターネット回線にトラブルが発生した場合、システムが機能停止する恐れがあります。
   

これらの課題を解決するご提案
・Windowsの標準機能である「ソフトウェアアクセスポイント機能」を活用し、
 オフライン環境下でWi-Fiを用いてIoT機器と接続し、データ収集を行う方法をご提案します。
・PCから発信されるWi-Fi信号は、強力なリピーターを中継することで広範囲に電波を届けることが可能です。
・独自の無線技術ではなく、汎用性の高いWi-Fi技術をそのまま利用するため、
 安価で市販されているリピーターを活用できます。
 技適認証を取得している製品の中には、
 見通しの良い屋外環境で最大1,500mの通信距離を実現するものも販売されています。
 

IoTデバイスの機能と対応実績
本IoTデバイスは、デモではQRコードの読み取りをトリガーとしてPCへログを書き込む動作を行いましたが、
実際には一定時間間隔で多様なデータを記録することが可能です。
取得可能なデータの例として、以下のような実績がございます:
・熱電対による温度情報
・クランプ電流センサーによる電流計測データ
・インダクションモーターの回転数データ
・外部機器とのRS232C/RS485通信による情報取得
・PLCとのEtherNet接続による内部メモリの読み取り
専用基板の設計と、ある程度完成されたファームウェアを保有しているため、短納期での製作にも対応可能です。
PCソフトウェアによるデータ活用
PCに書き込まれたデータに対しては、専用ソフトウェアの開発により以下のような機能を実装した実績があります:
・データの集計処理
・モニター画面でのリアルタイム表示
・グラフによる可視化
・過去履歴の閲覧・分析
柔軟な供給体制
・IoTモジュール単体での供給はもちろん、OEM供給などのご要望にも柔軟に対応いたします。